11月26日 中日新聞によると「ケアプラン有料賛否両論併記」にトーンダウンしたようです。
待ってください。10年間無料としてきたケアプラン作成の利用者負担導入議論の前に、要介護認定の在り方を検討・検証する必要があるのではと思います。現在、申請からケアプラン作成まで5段階です。疑問に思うのは介護認定審査会の認定結果「介護度」とその認定結果をもとに作成されるケアプラン=利用率の差です。例えば支給限度額に対する平均利用率は平成19年度ようやく50.3パーセント、平成21年度52.4パーセントでようやく50パーセントを越す程度のケアプラン(介護量)しか作成されていないということです。
これは、審査会の認定結果を受けて、ケアマネージャーが要介護者の身心状況や経済・家族状況などを勘案し、プラン(介護量)を作成しているわけですから、介護度の50パーセント強の介護量しか必要ないと判定?しているのと同じです。つまり、現在の介護認定審査会の判定は目安に過ぎないということになります。
大切なのは、現場で要介護者の身近に接し、必要な介護量(ケアプラン)を作成するケアマネージャーの位置づけです。利害関係はありませんが、ケアマネージャーを要介護認定審査会の中核としてより信頼される介護保険制度にして欲しいのです。