介護保険の見直しは高齢者から安心を奪う

 介護保険の見直しを検討していた社会保障審議会・介護保険部会の見直し案がまとまったようです。新聞報道を読んだだけで詳しいことは分かりません。しかし、10年前に介護保険に期待した高齢者の安心は、見直しの度に遠ざかっていくようです。

 見直し内容を読むと、介護保険料は負担増、介護サービスは抑制、応能負担を取り入れて高額所得者は1割負担から2割負担へというのが基本的な改定になることは間違いなさそうです。また、目を疑わせる見直しは、軽度切り、同居家族がいれば生活援助は利用制限と、介護の社会化という介護保険の趣旨と違う運用が財源抑制を理由に強化されるらしい。

 「介護の社会化」を目的にできた保険制度は、3年ごとの制度改正(改悪)で分かり難く、使い難い制度になっていく。安心の保険の筈だつた介護保険制度は、10年を経過して高齢者を無間地獄へ引き込もうとしているといったら言い過ぎですか。


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