第2次浜松市総合計画(案)に対するパブリックコメント実施結果が公表されました。驚いたのは意見提出者7人、意見数27件と、80万都市にしてはあまりにも少なかったこととです。これは計画案が完璧だったのか、無関心だったのか分かりませんがーー。
私は重点戦略に1件、分野別に2件の提案をしました。
1点目の重点戦略については、提案内容が紙面の都合か大分省略され、知っていただきたいことは伝わらなかつたような気がしました。
2点目の分野別計画で提案した1.地域福祉推進のネットワークの「核」としての地域包括支援センターについては原文どおりということで「地域の団体相互の連携の必要性は認め、さらに、ネットワークの構築は重要と考えながらも「コア」については必要性は認めない回答でした。
また、介護保険についての提案は、介護保険創設10年の今日、制度に対し、高齢者が介護保険に抱いた「老後の安心」から、この10年で、不満と分かりづらい制度に歪んだのを、もう一度原点である「介護の社会化」の推進ということで引き戻したいという提案でしたが、回答は「国民共同連帯の制度として定着している」ということでした。
パブリックコメントに対する回答は、あくまでも「市の考え方」で、今後の手続きとして策定委員会、議会に提案、承認されると思います。市民の提出する意見の真意はなかなか伝わり難いと思いました。他のパブリックコメントはどのくらいあるか知りませんが、意見書提出者に意見の本意を確かめるのはそんなに難しいことではないと思います。如何ですか。